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アメリカ人は働きすぎ⁉

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こんにちは!

 

みなさん、いかがお過ごしですか?

 

私はと言えば、日本から帰って1か月も経っていないというのに、すでに仕事でストレスを溜めています。

 

日本人は働きすぎるイメージがありますが、アメリカ人はどうでしょう?

 

ayatanedさんの下記の投稿を読んで、「うーん、やっぱり・・・」と思うことがありましたのでシェアいたします。

 

www.ayataned.com

 

 

カリフォルニアの最低賃金

 

アメリカ合衆国は(United States of America)は、その名の通り独立した州の集まりで、労働法もそれぞれ異なるので、ここでは私が住んでいるカリフォルニア州の情報をご紹介します。

 

まず、現在の最低賃金は、従業員が25人以下の企業なら11ドル、26人以上なら12ドル。

 

これはカリフォルニア州法で定められている最低賃金で、毎年1ドルずつ上がり、2022年までに14、15ドルになることが決まっています。

 

サンフランシスコ市やシリコンバレーなど、すでに最低賃金が15ドルに達しているエリアもあります。

 

ロサンゼルス市は2019年2月現在、従業員が25人以下の会社なら12ドル、26人以上なら13.25ドル。

 

12ドル=1,310円、15ドル=1,640円なので、東京の985円ににくらべるとかなり高いですね。

 

 

 

残業手当の計算方法

 

カリフォルニアは、全米50州の中でも、労働法が厳しく、より労働者が守られている州のひとつ。

 

企業は、従業員が5時間以上勤務する場合、30分の食事休憩(通常無休)、4時間毎に10分の休憩(有給)を設けなくてはなりません。

 

残業手当は、労働時間が1日8時間を超えると、時給が1.5倍、12時間を超えると2倍で計算されます。また、週で40時間を超えると1.5倍、連続勤務で7日目以降は2倍の時給が適応されます。

 

時給12ドルの場合、1.5倍で18ドル、2倍で24ドル・・・。従業員は残業したがり、企業やマネジャーは、残業させないように努力します。

 

「年俸制にして残業手当がつかないようにすればいい!」と思うかもしれませんが、年俸制で雇用してよい役職の条件も細かく定められ、その年収も時給に換算して最低賃金の2倍以上が必要となります。

 

ロサンゼルス市なら、年収55,120ドル(約600万円)以上でないかぎり、残業手当がもらえることになります。

 

*もちろん例外はあります。

 

 

 

アメリカは祭日と有給休暇が少ない!

 

ここまで聞くと、労働者にとって恵まれた環境のようですが・・・。

 

アメリカは、ほかの国にくらべて祝祭日が少ない!!!

 

郵便局や市町村など政府系団体は、年10日ほどありますが、8日くらいの祝祭日しか休業しない一般企業が多数派です。

 

一方、日本の祝祭日は20日!2019年にいたっては22日だそうですね!

 

祝祭日のほかにも、正月三が日やお盆など、日本は休業するイベントが多い!

 

私はほとんどないですが、仕事で日本と連絡を取るポジションの人は「日本、また休んでるしーーー💦」と悲鳴をあげています。

 

さらに、下記のグラフをご覧ください。何か気づきませんか?

 

 

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取得率こそ、日本が最下位ですが、有給休暇の支給日数はアメリカの方が4日も少ないんです!(タイ様、ここではスルーさせてください💧)

 

おーまいがーっ!!! 

 

うすうす気づいていましたが、「やっぱり💧」です・・・。

 

しかも、取得率も71%と高くないし・・・。

 

30日もの有休を100%使い果たすブラジル、フランス、スペイン、ドイツの小気味よいことよ・・・💛

 

 

 

結果主義→ワークホリック⁉

 

カリフォルニアには、『At-Will』という労働法があり、通常、雇用期間は定められておらず、企業側も、従業員側も、理由のあるなしにかかわらず、いつでも雇用を打ち切ってよいのが原則。

 

ご存知のとおり、アメリカは結果主義で、職場環境においても、「できなければクビ」は日常茶飯事です。

 

逆もしかりで、「俺、今日で辞めるから、バイバーイ!」という人も結構います💧

 

一方、まじめな管理職や技術職の人たちは、結果を出さなければと働きすぎ、ひいてはワークホリック(仕事中毒)に陥りやすい・・・。

 

下記のグラフをご覧ください。

 

アジア圏は国民性で有給休暇の取得に罪悪感があると答える人が多いのは理解できますが、欧米ではアメリカがダントツ!

 

 

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これは、成果主義において、休んでいるうちに自分のポジションが奪われるかもしれない、ライバルに追い越されるかもしれない・・・という恐怖心からだと思います。

 

さらに、起業する人にもワークホリックが多いのではと想像いたします。

 

 

 

有給休暇とり放題のワナ

 

昨今流行りのカリフォルニアIT企業でよく見るのが、ランチ・ディナー・スナックの無料提供、有給休暇とり放題という福利厚生。

 

私からすると、これってワナにしか思えない・・・。

 

だって、ランチや休憩時間に外出する必要がないってことは、「ほら、その分もっと働けよ!」ってことですよね。

 

しかも、ディナー提供って何時まで会社にいろって言うんですか⁉

 

有給休暇取り放題(Unlimited Vacation)というのも不思議なもので、日数が決められているほうが取得日数が多くなる傾向があるんですって。

 

会社に「14日取っていいですよ」と言われると、14日取るけど、「何日でも好きなだけどうぞ」となると、10日しか取らない・・・みたいな。

 

うまく人間の心理をついています。ああ、恐ろしい・・・。