アメリカの医療がスゴイ-採血がうまい!でも、やっぱり日本がいい!
こんにちは!
2回にわたり、アメリカの医療システムがどれだけ酷いかをお伝えしてきましたが、今日は凄いところを書きたいと思います。
「採血がうまい!」。これにつきます。
え、それだけ?と思われるかもしれませんが、私にとっては大きな問題です。
日本では嫌がられた挙句傷だらけ
私は日本にいたころ、採血が恐怖で仕方がありませんでした。血管が細く、見えないので、ナースにも嫌がられました。
毎度毎度、腕をこれでもかとバシバシ叩かれ、「はぁ」とため息をつかれ、「やっぱり反対の腕見せて」、またバシバシ、そして「はぁ〜〜〜」と大きくため息と、その繰り返し。
挙句、片腕で採血できればまし。針を刺してから血管を探すために針をぐるぐる動かすので酷い内出血になるのは当たり前。両腕を試してダメだった挙句、親指の付け根の血管から採血されたこともあります(めちゃくちゃ痛かった💦)。
血管が見えなくても楽々採血
ところがです。アメリカにきてからというもの、ほぼ採血のトラブルはなし!こちらで採血する場合は、通常ナースではなく、血液検査を専門で行うラボですることが多いので、毎日何十人も採血しており経験豊富なのでしょう。
腕の内側を指で軽く押して、勢いよく針をぶすっ。すると血液がぱあーっと流れ出て・・・。小気味よいほど、一発で仕留めてくれます。
観察していると、どうやら日本のナースのように目視ではなく、指で位置を確認しているよう。あっぱれです!
新人ナースが採血できず・・・
一度だけ「もしや・・・」と焦ったことがあります。新人ナースが採血するよう指示され、その人はやはり目で確認しようとしていたので嫌な予感がしました。
しかし、そのナースは「私できないから、他の人を呼んでくる」と潔くギブアップしたのです。するとベテランナースがやってきて、一発で採血完了。ことなきを得ました。私の体を傷つける前に、「できない」と判断してくれた新人ナースに感謝です!
医療に関してはやはり日本が一番
今のところ、大病を患ったことがない私にとっては、採血くらいしかアメリカ医療の優れたところが見つかりません。
新薬や画期的な技術が必要な難病であれば、もしかしたらアメリカの方が日本より進んでいるかもしれません。
しかし、アメリカは先進国で唯一国民皆保険制度がなく、製薬会社や保険会社が医療サービスを牛耳るという恐ろしい現状です。
それにくらべ、医療保険、医者の技術や設備、病院で受けるサービスなど、どれをとっても日本の医療は世界一といえると思います。
みなさんがコメントしてくださったように、日本にいると当然に感じることも、海外の実情と知ると、とても恵まれているとわかっていただけるでしょう。
そんな日本も医師不足が問題になっているそうで・・・。医療従事者が無理を強いられて世界一のサービスが成り立っているのではと心配です。
少子化も加速しているし、日本の政治家には日本人のための、特に女性に優しい国づくりをお願いしたいですね。