アメリカの医療がヤバイ(2)-点滴失敗&不当請求
こんにちは!
昨日に引き続き、アメリカのヤバイ医療についてです。
私は健康な方ですが、それでも40年以上生きていれば、それなりに病院のお世話になることもあります。
入院経験はなし。一度だけ子宮内のポリープ摘出という簡単な手術を受けました。
そのときの麻酔医がヤバかった・・・💦
吐くほど強烈な麻酔
アメリカでは、日本にくらべて全身麻酔をする場面が多いように思います。胃カメラ、大腸検査、歯の治療や歯のクリーニングまで・・・。
以前、妹が歯の治療でかけられた麻酔が強烈で、気持ち悪さが残りかなり嘔吐したと言っていました。
小柄なアジア人にも、大柄なアングロサクソン系と同じく大量の麻酔を使うからではとささやかれています。
私の手術も、大柄な白人男性が麻酔医だったので、大量の麻酔を投じられ目が覚めなかったらどうしようと怖くなりました。
私:「あの〜、麻酔少なめでお願いします。あ、痛いのは嫌なので、ちょうどいいくらいの少なめで・・・。ほら、私、アジア人だし、どちらかといえば痩せてるし・・・」
麻酔医:カルテを見ながら、「君の身長と体重は・・・。君は言うほど小柄でも、痩せてもいないね!」
ま、そうですけど・・・💦
点滴ってこんなに痛いんですか!?
「まずはただの点滴ね」と麻酔医が針を刺しました。私は腕の血管が細く、これまで苦労するナースも多かったので、彼が迷いなく刺したときは、ちょっとホッとしました。
しかし、なんだか痛いんです。点滴自体ほとんど初めてだったので、何が正解かわからないんだけど、わからないなりに違和感があった・・・。
麻酔医に「なんか痛いです。何かおかしいです」と言うと、ヤツは「君はセンシティブすぎるんだよ!」と笑って去っていきました。
それにしても痛すぎる・・・気づくと腕がパンパンに腫れてるじゃないですか!信じられない、麻酔医のヤツ、血管外してるし!同時に、ナースも気づいてくれて、すぐに針を抜いてくれました。
すっとぼけたヤツは、「お、どうした?何か違和感があるなら言ってくれないと・・・」とぬかし、「彼女、さっき痛いって言ってましたよね!」とつっこむナース。
このジジイ・・・さては、麻酔中毒でラリっとるんじゃ・・・と、私は心の中でガラが悪くなっておりました。
ヘッドバンギングで目覚める
それでも、ヤツに身を任せるしかなく・・・不安なまま手術室へ。
普通、数を数えながら麻酔に落ちてくって言うじゃないですか。私も数える気満々だったんですが・・・。
気がつくと、激しくヘッドバンギングしており・・・あ、何やってるの私?ってな感じで目が覚めました。
なになに?今のヘッドバンギング???そこのナースに見られた?恥ずかしい・・・
私:「あのー、今、私ヘッドバンギングしてましたよね?」
ナース:「え?してないわよ」
私:「・・・ところで手術は?」
ナース:「無事に終わったわよ」
えーーーー、私、いつ落ちたんだろう・・・。そしてヘッドバンギングは麻酔の影響による錯覚???
そんな不思議な感覚のまま、初めての手術は終わりました。
問題の麻酔医から請求書が!
この手術にあたって、私は多額の医療費を払いたくなかったので、入念に下調べをし、自分の保険が最大限適用される病院を選びました。
事前に確認したところ、自己負担は数百ドルのはずでした。
ところがですよ、あの忌々しい麻酔医から請求書が届いたんです。費用800ドル、保険支給額0、自己負担800ドルと書いてある・・・これは明らかにおかしい!
通常、医者や病院が保険会社に請求後、保険がカバーしなかった額を患者に請求するはずなのに、請求書が届くのが早すぎる・・・これは怪しい。
知り合いの医療関係者に訊くと、「保険を請求するのが面倒だったり、すぐにお金が必要な医者はそうやって患者に請求書送りつけたりするよ」とのこと。
すぐに麻酔医のオフィスに電話をかけて、保険が適用されるはずだと伝えると、事務の人が「ああ、そうみたいですね」と間髪入れず返答。やっぱり故意にやってたんだ!
あのジジイ、点滴失敗しただけでも罪なのに、何やっとんねん!(また、ガラが悪くなってしまいました💦)
数週間後、保険会社から明細が届き、麻酔代はすべて保険で支払われていました。あぶない、あぶない・・・騙されるところでした💦
教訓
医者や病院ぐるみで不当なことをすることもあるので、アメリカでは自分の保険内容を把握しておくこと。
請求書が届いても、すぐに支払わず、変だと思ったら、保険会社や病院へ申告すること。
信頼できる主治医やかかりつけの総合病院を見つけておくと安心。