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グローバル・エントリーでアメリカ入国が楽々

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こんにちは!

 

みなさん、アメリカに入国する際、ちょっと緊張したり、嫌な審査官に当たったことはありませんか?

 

アメリカのみならず、どこかの国に入国するときって、別に悪いことをしていなくてもどきどきしますよね!

 

今日は、アメリカ入国手続きが格段に楽になるグローバル・エントリーというシステムについてご紹介します。

 

 

グローバル・エントリー(Global Entry)とは

 

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グローバル・エントリーとは、米国税関・国境警備局が開発したプログラムで、事前承認済みでリスクの低い旅行者の米国入国プロセスを迅速に進めるものです。

 

つまり事前に登録、犯罪歴などの身辺調査、インタビューをすることで、入国する際のプロセスを大幅カットできるというプログラムです。

 

登録費用は100ドルで、有効期間は5年です。

 

2019年1月現在、グローバル・エントリーの利用資格は以下になります。 

  • アメリカ市民
  • アメリカ永住権保持者
  • アルゼンチン市民
  • インド市民
  • コロンビア市民
  • イギリス市民
  • ドイツ市民
  • パナマ市民
  • シンガポール市民
  • 韓国市民
  • スイス市民
  • 台湾市民
  • メキシコ市民

 

残念ながら、日本のみなさんはまだ利用できませんが、おそらく近いうちに上記の資格保持者に日本市民(Citizens of Japan)も加えられるはずです。

 

 

アメリカ入国には時間がかかる

 

4、5年前からグローバル・エントリーの存在は知っていましたが、当時は数年に一度しかアメリカ国外に出ることもなかったので、それほど注目していませんでした。

 

しかし、ここ数年、海外旅行や日本帰国の機会が増えるにつれ、ロサンゼルス空港(LAX)での入国に苛立ちを覚えるようになりました。

 

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上記の写真は、グローバル・エントリーのサイトをスクリーンショットしたものですが、LAXで撮影されたものではないかと思うくらい混雑ぶりがそっくりです。

 

成田空港や羽田空港では、日本か外国パスポート関係なく、これほど人が並んでいる様子をあまり見たことがありません。開いている窓口それぞれに対し列をつくるので、無駄がない気がします。

 

一方、LAXでは(おそらくニューヨークJFKなども)、何時の便であろうが、国際線ターミナルに到着すれば、アメリカ市民、永住権保持者またはESTA外国人かからわらず、このような混雑に見舞われます。

 

米系航空会社は、別にそれぞれターミナルを持っているので、稀にそちらに到着する場合は、それほど混んでいない場合もあります。

 

しかし、日本からの便は米系航空会社でも間違いなく、国際線ターミナルに到着するので、入国時の混雑からはほぼ逃れることができません。また、出国時の混雑も半端ありません。

 

おそらく、発着便や出入国者の数に対し、出入国エリアが狭いのと、ほかの国にくらべ審査官が尋問やいろいろな処理に時間をかけるのだと思います。

 

また、列のつくりかたも疑問です。一列に並ばされていたかと思うと、自分の後ろの人がから突然枝分かれさせられて前に進んだり、運の良し悪しも関係あります。それがまたストレス増大させます。

 

以前は、アメリカ市民や永住権はわりと短時間で入国できていましたが、いつからか外国人と同じように時間がかかるようになってしまいました。

 

結局、列にならび、機械に入力、審査官の尋問を終えるまでには、1時間くらいはかかることがざら。そして、荷物を受け取って、さらに税関までも長蛇の列・・・腰の弱い私たち夫婦には苦痛で仕方がありませんでした。

 

 

グローバル・エントリーの威力

 

2018年は、私たちがアメリカ国外に出ることが多い年でした。4月にメキシコ、夫のみ5月に日本、7月にヨーロッパ、年末から年明けにかけて日本です。

 

そんな折、知人がグローバル・エントリーの登録をすすめてくれたのです。手続きは、オンラインで必要情報を入力、100ドルを支払い、審査が通るのを待ち、インタビューを予約します。インタビューは、空港や港の管理局などで行われ、私はロサンゼルス港で、夫は、日本から帰国する際に空港でしました。

 

インタビューは、「グリーンカード取ってから何年経つの?もうそろそろ、市民権取ったほうがいいんじゃない?」みたいな軽いノリでした。そして、指紋を採取、グリーンカードにグローバル・エントリーの情報をインプットしてもらって完了。即日利用可能です!

 

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その威力が半端ありません😭

 

まるでモーゼにでもなったかのように、目の前の道が開けるんです・・・。

 

長蛇の列をなす人びとを横目に、Global Entryのサインが出ている列には誰もいない・・・いても数人・・・それに対し、上記のようなマシーンは10数台あり、常に空きがある状態なので並ぶ必要はありません。

 

私にはレッドカーペットが見えました✨

 

後は、日本での入国と同じ要領で、グリーンカードをスキャンすると、いつの間にか撮影された顔写真付きのレシートが出てきて、それを「これが目に入らぬか!」と言わんばかりに印籠のようにかざして、審査官の前を素通りするだけです❗️

 

審査官も印籠の前では何もしてきません。

 

まじですか⁉️

 

なぜ、もっと早く利用しなかったのだろうと後悔しました・・・。

 

さらに、荷物を受け取った後も、税関へ向かう長蛇の列の横をすり抜け、パイロットなどのクルーが通過する誰もいないレーンへ。その際も、先ほどの印籠を係員に見せつけならが進むと止められることもありません。

 

おそらく、ファーストクラスの人より素早く外に出れたであろうと自負しております❣️

 

出張の多い方など、アメリカに来る機会が多い方におすすめです。