【ポルトガル】リスボンの闇!?〜We Hate Tourism Tours
こんにちは!
語学学校通い3日目。今日は、校外アクティビティーで『LX Factory』へ行ってきました。
『LX Factory』とは、昔、工場街だったエリアを、アーティストのアトリエやオフィス、ショップやレストラン・バーなどに再開発した場所です。
面白いことがいろいろあったのですが、それは追々書くとして、今回は、一風変わったツアーをご紹介します。
「観光業なんて大嫌いだ!」宣言
冒頭のポスター(右)には、「(普通の)旅行者になんかなるんじゃねー。俺たちのツアーに参加しろ、でなきゃ家へ帰れ」との見出し。挑発的です・・・。
会社名は『We Hate Tourism Tours』。つまり、「観光業にうんざりしてるツアー会社」ってこと。
ある意味、オーバーツーリズムになりつつある(もうなってる?)リスボンを表現するにはストレートな言葉だし、普通のツアーに満足できない人たちには魅力的に映るかもしれません。
それにしても、ポスターの観光客・・・絶対アメリカ人を意識してますよね・・・。だって縦にも横にも大きいし・・・。
今時、首からカメラをぶら下げてる人はいないと思うんですが・・・それがあるからユーモアとして許されるのかも。
ローカルやオーセンティックは過去の話
この会社、私たちがアクティビティーで訪れた『LX Factory』にオフィスを構えています。
私たちがこのポスターを発見し、笑いながら見ていると、「We hate tourism!!! Don't be a tourist!!!」と雄叫びを上げながら走り去る男性がいました。
きっと、このツアー会社の人なのでしょう。思わずみんな大爆笑!お笑い番組でも観ている気分でした。そういう体で、ツアー会社を運営してるんですね、きっと。
強烈な印象だったので、彼らのウェブサイトをチェックしてみました。
「リスボンの中心地には、もはやローカルとか、オーセンティックなんて存在しない。エアビーアンドビーと大企業のおかげで変わってしまった。もはやレプリカみたいなものさ」と皮肉たっぷり。
リスボンは貧乏な街!?
また、自分たちのミッションを『Loving Hate(嫌悪感を愛する)』として、ここ10年間での街の変化にフォーカス。
「俺たちはリスボンが荒んで貧乏だった頃を知ってる。ずっと住んでる人たちに取っては今でも貧乏だけど・・・。この10年で愛する街に何が起きたか、観光業がどうあるべきかをみなさんと一緒に考えたい・・・っていうツアー会社以上のミッションを掲げています」。
ほかにも、「Travel resposible or stay home(責任を持って旅行できないなら、家にいろ)」だの、「Surf with us or cry in the sand(俺たちとサーフィンするか、浜辺で泣いてろ」だの、「Travel to become a better person(旅ってのは自分を成長させるためにするもんだ)」だの・・・厳しい言葉が並んでいます。
なんか考えさせられます。
リスボン発やポルト発のツアー
とはいえ、ツアー業なので、さまざまなツアーを用意してくれてます。
私が興味があるものをピックアップすると、「リスボンの心を知り恋に落ちるツアー」とか、「地元の人の家で食事するツアー」とか、「ジープでリスボンの丘を巡るツアー」とか。ポルト発の「Douroワインツアー」も魅力的。
ありふれたツアーを視点を変えることで、「Our tours for the crazy(変わり者のためのツアー)」、俺たちのツアーに参加したら二度と普通の観光客には戻れない・・・と言い切っています。
なんだか、この会社のツアーに参加してみたくなりました。
普通のツアーに飽きた方はこちらをチェックしてみては(↓)