これまでお世話になった素敵な上司たち
こんにちは!
あなたにとって理想の上司はどんな人ですか?
私はこれまで一度だけ、編集責任者として出版物の制作に携わったことがあります。ライターやフォトグラファー、デザイナーをまとめる立場になってはじめて、それまでお世話になった上司のみなさんの苦労やすごさを認識しました。
彼らがかけてくれた魔法の言葉を紹介します。
「俺はわかってるから心配するな」
大学を卒業して就職したのが地方銀行でした。今、思えば、そこで出会った係長や課長、部長は、なかなか素敵な人たちでした。
自分でお茶を入れる部長
来客があったとき、日本では女性社員がお茶を入れることが多いと思うのですが、私がはじめて配属された部の部長は、「あ、いいよ。俺が淹れるとお客さんよろこぶんだよ」と、自分でお茶やコーヒーを出していました。当時は、変わってる人って思ってたけど、いつもレディーファーストだったし、なんだか欧米の人みたいですよね。
いつもふざけていた課長
ローンの窓口を担当するようになって、お世話になった課長は三枚目でいつも笑いの中心になる人。おちゃらけすぎてて、ちゃんと仕事をしてるのか疑問でした。あるとき、お客さんからクレームが入ると、「俺はおまえらがちゃんとやってるの知ってる。だから心配するな」と一言。かっこよかったです・・・。
自信をくれた係長の言葉
アメリカ留学するために銀行に辞表をだしたとき、「安定した仕事を捨てるなんて、もったいない」と疑問を持つ人が多かった中、「そうだよな・・・。おまえは好きなことをしたほうがいい!」と言ってくれた係長。少し弱気になっていたけれど、その一言で前向きになれました。
「あなたはほかの仕事もできるわよ」
アメリカの大学を出て就いた編集の仕事。文章の書き方から構成など編集のいろはを教えてくれた編集長が「ひとつの仕事をきちんとこなせる人はほかの仕事もできる。だから、あなたはどんな仕事だってできるわよ」と言ってくれた。がぜんやる気がでたのは言うまでもありません。
「〇〇できるあなたは優れている」
現在の職種に転向してから、はじめて勤務した会社の社長は、夢みたいなことを語りつつ、持ち前の頭脳と行動力で次々と実現していくすごい人でした。かなり振り回されることも多かったけど、ある日、「他人の弱点や失敗を指摘することは誰にでもできる。常に人の長所に目を向けられるあなたは優秀だと思います」と言われ・・・。今まで、そんな風にほめられたことなかったけど、自分の信念を肯定されたみたいで、すごく自信になりました。