そろそろ日本でもお金の教育が必要では・・・?
こんにちは!
今日はみんな大好きお金の話です。
Youtubeで、孫とおじいちゃんがお金について話し合っている動画が見て、いろいろ納得させられることがあったのでご紹介します。残念ながら動画は削除されてしまったようですが、継続的に資金運用することで月収100万円を達成したという話です。
お金に働いてもらう
動画のタイトルにもあるように、「月収100万円」というのに注目してしまいますが、重要ポイントはそこではなく、このおじいさまが何度もおっしゃっている「お金に働いてもらう」ということ。
この感覚って、日本で普通に生きていたら、あまり馴染みがないのではないでしょうか。私もありませんでした。
しかし、アメリカの企業で働くと、401K(確定拠出年金)というシステムにぶち当たります。「自分の年金は自分の責任で増やしなさいよ」というやつです。
「毎月いくらを運用するか」も、「どのようなファンドに投資するか」もすべて自由。会社には年何回か、ファイナンシャルアドバイザー的な人が来て、いろんなレクチャーをしてくれ、否応なしにお金について考えさせられます。
雪だるま=複利と時間のちから
私が30代半ばくらいの時に、専門家にレクチャーされた内容が印象的でした。
「みなさんは、ミリオンダラー(約1億円)を貯めるのは可能だと思いますか?複利と時間を味方につければ、そんなに難しいことではありません」。
それまで、資産形成や老後のことなど考えたことがなかったので、「何言っちゃっているの?」と信じられませんでした。
その専門家は、利子が利子を生む「複利」と、その力を大きくする「時間」について説明してくれました。
例えば、毎月100ドルで年利10%見込めるミューチュアルファンド(投資信託)を購入した場合、46年間でミリオンに達するというのです!たった100ドルの投資でも、時間が大きく育ててくれる。だから、運用はできるだけ早く始めたほうがいいと。
複利と時間の関係をわかりやすくするために、毎月1万円、3万円、10万円の投資信託購入を20年間続けた場合をグラフにしました。20年間としたのは、動画の中でおじいさまが投資を始めて20年とおっしゃっていたからです。
毎月1万円を20年間運用した場合
20年後の残高
年利0%の預金:240万円
年利10%の運用:756万円
1億円になるまでの年数:46年(18歳から始めたら、64歳)
毎月3万円を20年間運用した場合
20年後の残高
年利0%の預金:720万円
年利10%の運用:約2,268万円
1億円になるまでの年数:35年(25歳から始めたら、60歳)
毎月10万円を20年間運用した場合
20年後の残高
年利0%の預金:2,400万円
年利10%の運用:約7,560万円
1億円になるまでの年数:23年(40歳から始めたら、63歳)
1億円以上を年利10〜12%で運用できれば、月収100万円というのも夢ではないのです。動画のおじいさまは無駄遣いがなく、余剰資金を投資に充てることで、雪だるまがどんどん大きくなったのでしょう!
アーリーリタイア組はこの原理を活用
30代や40代でリタイアした人たちは、ほとんどがこの原理を活用しています。若いころ、一生懸命働き、普通ではありえないほどの節約生活を送り、収入の半分以上を運用し、配当金で生きていけるほどの資産を築いたらリタイアするのです。
正直、私もこれを狙っています。でも、今を楽しむことも大切なので、できる範囲の節約に留めています。しかも、本格的に開始したのが40代になってからで、少額でもいいからなぜ20代から始めなかったんだろうと後悔・・・。同時に、投資信託の口座を眺めては、無駄遣いをやめて運用を始めてよかったと実感しています。
動画のコメント欄に、「そんなにうまくいく筈ない」、「損するに決まってる」と書いている人もいますが、おそらく投資信託を短期で売買する投機と勘違いしているのだと思います。もちろん、短期で見れば、値の上がり下がりはありますが、長期で見れば、おおむね上昇しています。
おじいさまも説明していますが、投資信託は、株や債権や国債などいろんな金融商品を組み合わせたものなので安定した利益が得やすい・・・。もちろん、利益を伸ばすには自分のニーズに合う商品はどんなものか勉強を続けるのも必要だと思います。
私は詳しいことはよくわからないので、リタイアの年をターゲットにした商品を購入していました。リタイアまで何年もある場合は、ハイリスクハイリターンの商品多め、あまり時間がない場合はリスク少なめと理解しています。
子供の頃からお金の特性を知っていたら・・・
日本は「子供にお金のことは見せない、教えない」文化が主流ですよね。うちもそうでした。だから、両親がどれだけ稼いで、どれだけ苦労してやりくりしてるのか、全然わからなかった・・・。
アメリカに住んで、お金について学ぶ機会を得たからよかったけれど、何も考えず生きていたら将来苦労していたかもしれない・・・。
子供の頃から、お金を稼ぐことの大変さを理解させつつ、お金に働いてもらうことは決して難しくないということを教育したらどうでしょう?
運用=投資=企業や国が成長するチャンスが増えるってことだから、子供にとっても社会にとっても「ウィンウィン」だと思うんです。
それに、日本は近い将来、若いアジアの国々に経済的に追い越されるだろうし、今の100万円は、将来50万円の価値しかなくなるかもしれない・・・。お金って水と同じように止まると価値が減っていくって言いますよね。
だから、お金や経済の勉強、大事だと思います。動画のおじいさまの素直に学習を続ける姿勢、そして誰かの幸せのためにお金を使いたいという気持ち、素晴らしいです。