2020年4月、ポルトガル・リスボン〜家に籠もって考えること(2)
こんにちは!
新型コロナウイルスに感染し、先週退院したニューヨークの友人がFBで闘病中の様子、症状や治療の詳細をシェアしてくれました。
感染経路は不明。ソーシャル・ディスタンシングはしていたので、空気中に漂うウイルスか、モノについたウイルスが原因ということになります。ちなみに外出中マスクはしていませんでした。初期症状から入院まで10日以上、緊急病院(ER)でもベッドが空くまで9時間かかったそう。その時の気持ちを「俺は今、誰かが死ぬのを待っているのか・・・お願いだから、誰かが回復することでベッドが空いてくれ」と表現しています。
そして、一番強烈なくだりが「一番怖かったのは、呼吸が浅く短くなり、1.4秒ごとに息を吸わなければならなかった。自分の肺が卵くらい小さくなったのではと思った。その時、今、眠りに落ちてしまったら、きっともう目覚めることはないと確信し、眠らなかった」と。
絶対、そんな苦しい目に遭いたくないと思いました。
同時にたくさんの人がボランティアで働いている最前線の様子も伝えています。12時間シフトで20日間ぶっ通しで働くナースにお世話になったそう。その人たちは無事退院する彼と笑顔で写真に写っていました。
買い物でスーパーに行くだけでも怖いのに、見ず知らずの誰かを助けるために感染のリスクが高い現場で働く・・・私にはできないことです。
医療現場はもちろんですが、普通の日常を支えてくれているゴミを回収してくれる人、スーパーで働いてくれる人、公共交通機関を動かしてくれる人、配達してくれる人、警察官や救急隊員、そしてお役所勤めの皆さん・・・あらゆる人たちの苦労に思いを馳せ、感謝しながら、今日も家に籠もります。
さて、ポルトガル・リスボンの現状、アメリカや日本への思いを綴るシリーズ「今いるのがポルトガルで良かった、そして日本にはもう戻れないかも・・・と思う理由」の二つの記事を投稿しました。ぜひ、読んでみてください(↓)
リスボン外出自粛生活についての記事はこちら(↓)