【ハリウッド】ユニバーサルスタジオの舞台に上がっちゃった!(ネタバレ注意)
こんにちは!
久しぶりに回想旅へ出かけたいと思います。
アメリカ生活を振り返るとき、貴重な体験として思い出されることがあります。
あれは数年前の誕生日。夫に「どこか行きたいところある」と訊かれ、たまには童心にかえってはしゃぎたい気分だったので、本場ハリウッドのユニバーサルスタジオに連れて行ってもらいました。
以下、「ネタバレ」が含まれています。新鮮味が失われる可能性がありますので、ユニバーサルスタジオを訪れる予定の方はご注意くださいませ。
週末なのに空いててラッキー
かなり肌寒い日ということもあって、場内はそれほど混雑していませんでした。開園と同時に入場したのも良かったのかもしれません。
まずは当時、最新のアトラクション『Transformer』。ほとんど列もなくすぐ乗れました。特殊効果を駆使した演出でなかなかの迫力です。
意気揚々と『Mummy(邦題:ハムナプトラ)』へ。こちらもがらがら。がしかし、マシーントラブルでダウン・・・。
気を取り直して、『Simpsons(シンプソンズ)』へ。ブラックユーモアたっぷりのアトラクションで、あらためてTVアニメも見てみようかなーって気になりました。
ふたりでアトラクション酔い(Motion Sickness)になりつつ、小腹がすいたので、ピザのランチ。
そして、事件が起きます!
なんとショーの舞台に上がることに!!!
大好きなアトラクションのひとつに『Special Effect Stage』があります。ステージで映画に使われる特殊効果を見せてくれるショー。
そのショーの開演を客席に座って待っていると、ひとりの女性が話しかけてきました。
「ステージを手伝ってくれる男女のボランティアを探してるの。あなたたち、ぴったりだわ。すごく簡単だから心配しないで。どう、やってくれる?」
いつもならこうゆう目立つことは絶対断るんだけど、なぜかこの日は、「やります!」と言ってしまいました。
誕生日の記念になるし、夫と一緒にできることって意外と少ないしね。
すぐにバックステージに連れていかれ、書類にサインさせられ、あわただしく白衣を着せられました。
どうやらさきほどの女性はMCのひとりらしく、男性MCも登場、お互い簡単に自己紹介して、息つく暇もなく私の腕をとり、ステージへ出て行きます。
え?いきなりですか???
映画の特殊効果ってスゴイ!!!
男性MC:「はーい、みなさん!僕はデニー。ここにいるのは今日お手伝いをしてくれるジューンです。早速ですが、彼女の腕を切ります。もちろん、本当には切りませんよ。映画で使うトリックをお見せするだけです」
私にむかって、「君は、腕を切られたら、ギャーーーって叫んでね」。
そうこうするうちに、腕に冷たいものが当たったので、お約束で「きゃーーー」と声を出しました。
するとみるみる腕から血が湧きだしてきて、その様子が超リアルで、痛くはないんだけど、思わず本気の「ぎゃーーーー!!!」に。
その後、いつのまにか宇宙飛行士の衣装を着せられた夫とふたり、客席で出番待ち。
ステージ上では音や炎などのいろんな特殊効果をつかったショーが行われ、お客さんも盛り上がっています。
宇宙飛行士になった夫が宙を舞う
女性MCに「じゃあ、最後にジューン(私)とブライアン(夫)に手伝ってもらうわよ」と呼ばれ、再びステージへ。
女性MC:「宇宙飛行士姿の彼を見てどう?」
私:「めっちゃ、かっこいい!(He looks so handsome!)」(こんなときもバカ妻ぶり炸裂です)
そうこうするうちに、夫はヘルメットをかぶらされ、腰にワイヤーをつけられました。
私にむかって「おめでとう。あなたには彼を自由自在に動かせるリモコンをあげるわ。さあ、操作してみて」と女性MC。
こわごわと上のボタンを押すと、夫がワイヤーに吊られ宙に上がっていきます。
いつもミュートボタンを押されている私が、彼を操っていることに興奮!!!
ここからがネタバレ
「やったーーー」とばかりに上へ下へと動かしていたら、宙に浮いた夫が私の操作とは違う方へどんどん動いていきます・・・💦
客席の頭上に引っ張られたり、左右に振り回されたり・・・彼は足をバタバタさせて空中で怖がってる・・・💦💦💦
え、ナニコレ・・・?
そのうちスタッフたちもざわつきはじめて、女性MCは「ごめんなさいね。大丈夫なはずだから・・・」と私にささやくと、スタッフに向かって「ちょっと、あなたたち何やってるの!?」と声を荒げてます。
大丈夫だってわかっていても、そんなに慌てられちゃ、こっちだって心配しちゃうじゃない!!!
夫は相変わらず空中に吊られたままもがいており・・・。
無事下りてきた夫と感動のハグ
なんでこんなかわいそうな目に遭わなきゃいけないの???
ひどい・・・と涙目になっていると、やっと彼を地上に降ろしてくれました。
ステージ上にいることも忘れ、思わず彼に駆け寄りハグ。
「大丈夫だった?」
ふらふらの彼がヘルメットを外すと、なんとさきほどステージに出てた俳優さん(スタント)ではないですか!!!
思わずまた「ぎゃーーーー!!!」
肝心の夫は舞台後方から涼しい顔して出てきました。
「あなたのリアクションが最高の演出よ」
「えーーーー!?いつの間にすりかわったの????」と目を丸くしている私に、
女性MCは、「これが映画のマジック。あなたのリアクションは最高の演出よ!(This is a magic of movie. Your reaction is priceless!)」と決め台詞。
そりゃそうでしょうよ。こんなにも思惑通りの反応をしてくれるなんてねー。
まんまとやられました💦💦💦
でも、こちらの思惑通りに、最高の思い出にもなったのでした。
ちなみに・・・
後で夫にどうやってスタントさんとすり替わったのか確認すると、「よくわからない」って言うんです。壁みたいな、大きな板が出てきて、指示されるまま、一緒に歩いていくと、いつの間にかバックステージにいた・・・って。
やはりマジックですね!
いつもご愛読ありがとうございます。下記バナークリックいただけたらうれしいです(↓)。