リアル旅 妄想旅

海外移住、海外生活、旅行、食、文化、人生について書いてます💧

ポルトガルの家庭料理を味わう

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こんにちは!

ポルトガル移住計画、着々と進んでいますよ~。

 

といっても、目に見える成果はまだ何もないのですが・・・毎日、ポルトガル語を勉強したり、ポルトガルの生活についてリサーチしたり、いらないものを処分したりしています。

 

そうそう、ヨーロッパで使える銀行口座を開設しました。1月に送金の予定があるので、うまく機能するかどうかはそのときお知らせします。

 

今日は、私たちがポルトガルの一般家庭にお邪魔したときのお話です。

 

*旧ブログお引っ越し案件です

 

 みなさんは、ほかの人のお宅を覗いてみたいという願望はありませんか。私は、常々、「みんなどんな生活をしているんだろう?」と興味津々。特にその家庭の食文化、家庭料理を見てみたい、味わってみたい欲求があります。

 

旅行中もそれは同じで、レストランでいただく食事とは別に、その国や地域の人が普段家で食べているものにすごく興味があります。

 

というのもさかのぼること18年前、私はパリで2週間ホームステイをしました。そのとき、ホストマザーが作ってくれたごはんの美味しかったこと!

 

それ以来、家庭料理に勝る料理はないのではと思い、「世界中の家庭料理が食べたい」と口走るようになりました。

 

そんな私の言葉を覚えていてくれたのか、ポルトガル旅行の際に、夫が『Eat With』というウェブサイトを見つけ、ローカルの家庭を訪れ、一緒に食事をするサービスを申し込んでくれました。

 

www.eatwith.com

 

当日、地下鉄に乗り、リスボンの中心から少し離れた住宅街を迷いながら、指定のお宅へ向かいました。玄関のドアを開けて「ウェルカム!」と、とびきりの笑顔で迎えてくれたのがルーカスでした。

 

彼は、航空会社に勤めていた経験があり、その後も旅したり、得意の料理で人をもてなしたりして、人生を楽しんでいるようでした。その純粋で気さくな素ぶりに、私たちはすぐに打ち解けました。まだ、二十歳そこそこで、親子でもおかしくないくらい歳が離れているのに、話しているとスイスイ共感できることばかり。

 

そこからは、夢のように楽しい時間でした。

 

お家には、私たちのほかに、ドイツ人カップル、アイスランド人の兄弟、ルーカスのお母さん、ルーカスのお友達母娘、途中から娘のボーイフレンドも来て、ルーカスたちが用意してくれたディナーをいただきました(以下参照)。

 

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手書きのメニューに愛を感じます。右上のクリップにはそれぞれの名前も書いてありました💛

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ガスパチョ

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チーズ、チャツネ、チョリソー(盛り付け方がおしゃれ)

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パシュテイシュ・デ・バカリャウ(Pasteis de bacalhau)干しだらで作ったコロッケみたいなものです

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ポルトガル産の白ワインと赤ワインもいただきました。ポルトガルワインは初めて、とても飲みやすかったです

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サラダ

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バカリャウ(干しだら)- チーズをカリッと焼いたのと刻んだオリーブがのっています。バカリャウ料理はポルトガル人のソールフードで、各家庭のオリジナル料理がいくつもあるそう

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ホワイトチョコレートムース(レモンバジルソースが絶品)

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コーヒー(エスプレッソ)も美味しかった~

 

テーブルを10人以上で囲んでの食事です。人見知りで、普段なら緊張して人前で話せない私ですが、不思議とこの時は、屈託なく前向きな気持ちで会話を楽しむことができました。

 

全員が第二言語である英語でコミュニケーションをとっていたので、かっこつける必要がなく、純粋にわかり合いたいという気持ちになれたのかもしれません。

 

もちろん、ホストであるルーカスの大らかで明るく、かつおもてなし心あふれた人柄によるところが大きかったです。

 

その日会ったばかりで、バックグランドもばらばらの人たちと話が尽きません。それぞれの国の話、なぜポルトガルに来たのか、ルーカスの料理の話などなど・・・みんながみんなの声に耳を傾けました。

 

「最近はSNSが盛んで、みんな人と会ってる時もスマートフォンばかりいじってる」なんて、アイスランドのおじさまが言うと、みんな、そうそうとうなずき・・・

 

その直後、この人たちと友だちになりたい!と「SNSの話の後でばつが悪いんだけど、みんなとFacebookフレンドになりたいんだよね」と提案しました。笑いが起きつつも、ほとんどの人がアカウントを持っており、すぐに友達になってくれました。

 

あっという間の充実した4時間でした。このディナーがポルトガル旅行でもっとも忘れられないハイライトになりました。

 

「また、みんなどこかで会おうね!」と名残惜しいままお開きとなり・・・。

 

何気なく発した言葉が実現する日は、思いのほか早くやってくるのでした。