【リスボン】どの国でも起こり得る〜英語メニューの罠
こんにちは!
これはポルトガルにかぎることではなく、できるならレストランでのメニューは現地の言葉で理解した方がよいというお話です。
罠というと大袈裟ですが、外国語のメニューは現地語のものと内容が違う可能性があるからです。
ポルトガル語だけの店しかなかった
リスボンをはじめ、ポルトガルは今や大人気の観光大国。観光地では英語のメニューを用意しているところが多いし、英語がバリバリ通じます。
しかし、私たちが先日まで宿泊していたエアビーアンドビー周辺には、外国人観光客がほとんどおらず、下町情緒満載で、レストランでも英語をまったく話さない店員さんが結構いました。
もちろん、ほとんどのレストランが英語メニューなんて用意してない・・・それが功を奏しました。
私たちが日常行くレストランは、ポルトガル語のメニューしかなく、ランチに限っては店頭に張り出しているだけで、否応なしに地元民と同じ扱いでした。
その分、お得なランチセットや本日のスペシャルの存在も知ることができたのです。
英語メニューではわからない
引っ越したアパートは地下鉄の駅に近く、すごく便利にはなったものの、下町感が薄れ、レストランも英語メニューが置いてあるところがちらほら。
先日、店頭に貼ってあったランチセットを頼もうと入店すると、わざわざメニューの英語のページを開いて持ってきてくれました。
そこに書いてあるのは通常メニューのみで、割高になってしまいます。
私たちは英語メニューを無視し、果敢に「ランチセット(Menu do Almoço)くださいな」と注文しました。
スープ、メイン、飲みもの(ワインやビールも可)、デザート、コーヒーのセットが8.50ユーロ(↓)
ほかの旅行客らしき人たちは単品でオーダーしているようでした。教えてあげたい!
悪気はないだろうけれど・・・
また、別の店でも、「英語のメニュー持ってこようか」と訊かれ、「ポルトガル語でお願いします」と言ったのに、気を利かせて、英語とポルトガル語両方が書かれたメニューを持ってきてくれたんだけど、周りの人たちが見てるものと違う!
そして、そこにはお得なメニューが載ってないじゃないの!
もちろん、あっちのメニューくださいって頼みました。
善意だとは思うのですが、知らなきゃ高いやつ頼んじゃっただろうなと複雑な気持ちになりました。
細かいことを英語で説明できる店員さんはほとんどいないので、レギュラーメニューのみ英語で用意しているのは苦肉の策なんだと思います。
毎日変わるスペシャルメニューを英訳するほど暇じゃないし、技もない・・・といったところでしょう。
名前が違うとイメージが湧かない!
もうひとつ、ほかの言語に訳したものは時に混乱を招きます。
たとえば、「Noodle in soy base broth(醤油スープに入った麺)」と漠然と書かれていたら、「ラーメン?そば?うどん?何?」って思いますよね!
ポルトガルのメニューでも、ほとんどの英訳がざっくりしていて、どんなお料理か想像しづらい。私は料理名と画像で覚えているから、ポルトガル語のメニューの方がわかりやすかったりするんです。
アメリカン航空(フィラデルフィアからリスボン線)の機内食のときも、CAさんがEnchilada(エンチラーダ)をVegetarian Savory Crepe(野菜のしょっぱいクレープ)と説明していました。
ポルトガル人のCAさんらしい英訳なのでしょう。しかし、アメリカ人はエンチラーダと言えば誰でもどんな食べものかわかります。
私は、しょっぱいクレープと言われて、ガレットを思い浮かべました・・・💦
結論:勇気を出して、現地語のみの店へ行こう!そしてディープな経験を楽しもう!!!
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