【アメリカ】ハンバーガー対決:西のIn-N-Out vs. 東のShake Shack
こんにちは!
今日はアメリカ食の王様ハンバーガーについてです。
ハンバーガーをこんなに好きになる日が来るなんて、20年前の私には想像できませんでした。おそらく人生史上、今が一番ハンバーガー好きなんじゃないかな・・・。
というのも一昔、二昔前は、カッチカチのバンズに、パッサパサのパティと、しなびた野菜を挟んで、ケチャップとマスタードを適当にかけたものが主流のハンバーガーでした。
しかし、ここ数年で、グルメバーガーだの、うまみバーガーだの・・・肉のクオリティーから、具材、ソース、全体の味のバランスまでを吟味したハンバーガーが一般的になり、飛躍的に美味しくなっています!
最近では、日本にもアメリカのお店が進出していますね。
変わらぬ美味しさのIn-N-Out
私がカリフォルニアに渡ってきた2000年には、すでに質の高いハンバーガーを提供していたのがIn-N-Out(インナナウト)です。
バーガー、フレンチフライ(フライドポテト)、ドリンクのセットが、当時は3ドル台だったんじゃないかな・・・。
夫も学生時代にかなりお世話になったそう。約30年前からあったということは・・・調べてみると、1店舗目ができたのが1948年でした!
今も変わらず、月一くらいで食べに行ってます。セットで6〜8ドル台に値上がりしましたが、もはやカリフォルニア人のソウルフードとしての地位を確立、どの店舗も客であふれています。
直営店だからできること
株式会社&大企業のファーストフードチェーンが多い中、In-N-Outは創業当時から家族経営(Private Company)。
2019年5月現在、カリフォルニアだけで240店舗以上、オレゴン、ネバダ、アリゾナ、テキサス、ユタを合わせると330店舗超。
店舗は西海岸と周辺に集中しており、クオリティーを保つため、そのすべてが直営店です。
マクドナルドとは対照的に、生のパティを使用、ジャガイモの皮むきや、野菜のカットもすべて店舗で行う徹底ぶり。キッチンには従業員がひしめき合って、必死に持ち場をこなしています。
In-N-Outでのアルバイト経験は、他の分野への就職にもいい影響があると聞きます。
おそらく1店舗につき100人はいるであろう従業員をまとめる店長の年収は、驚きの16万ドル(1,700万円以上)!すごいですよね!
アニマルスタイルってなに?
メニューはいたってシンプル。パティが一枚の「ハンバーガー」、チーズを加えた「チーズバーガー」、パティとチーズが2枚ずつの「ダブルダブル」の3種類。
サイドはフライのみ。あとはシェイクとソフトドリンク、コーヒーくらい・・・。
基本3種類のハンバーガーですが、ローカルなら誰もが知ってる“シークレットメニュー”があります。ウェブサイトには「Not So Secret Menu」って書いてありました😁
パティとチーズを3枚ずつにした「トリプルトリプル」とか、バンズをレタスにした「プロテインスタイル」とか・・・いろいろカスタマイズできます。
私のお気に入りは「アニマルスタイル」。刻んで焼いたオニオンに、ソース多め、ピクルス入り・・・どうやらパティにもマスタードを混ぜていて通常のものとは違うらしいです。
生のオニオンが苦手なので、もっぱらアニマルばかり。ちょっとグルメな味で美味しいですよ!
ソースと焼いたオニオンをフライドポテトにかけた「アニマルフライ」っていうのもできます。
屋台から世界へ、Shake Shack
In-N-Outへの愛が強すぎて、Shake Shack(シェイクシャック)を置き去りにするところでした💦
2000年、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンの屋台から始まったお店で、現在は株式公開企業(Public Company)に成長しました。
5年前にニューヨークで初体験
メニューは、バーガーやフライのほかに、ホットドッグやチキンサンド、フローズンカスタード、朝食メニューなど豊富。
ビールやワインも提供しており、ワンちゃん用のメニューもあるみたいです。ニューヨークっぽくて、おしゃれ~。
全米オープンテニス観戦でニューヨークを訪れた2014年、友達にすすめられて、初めてShake Shackのハンバーガーを食べました。
「肉肉しくて美味しいけど野菜が新鮮でいっぱいだからIn-N-Outの方が好き」と、当時の日記に書いてありました。
正直、長蛇の列に並んで疲れ果て、暑かったのもあり、あまり覚えていません・・・💦
味はShake Shack、トータルではIn-N-Outの勝ち
その後、ロサンゼルスにもオープンし、家から近かったので何度か行きました。
流行りのブリオッシュ系の甘いバンズで、お上品で洗練された味です。ビールが飲めるのはうれしい!
でも、小さくて、レタスも一枚ピラッとしか入ってなくて、3口くらいで食べ終わっちゃう・・・(私だけ?)
お得感があって、リピートしたい、がっつり食べたい派の私にとっては、やはりIn-N-Outの勝ち!
西海岸に育てられたので、もちろんひいき目です・・・。