【ポルトガル移住】初期費用はいくらかかるの?
こんにちは!
あれほど熱望していた「ポルトガル移住」・・・今、こうしてリスボンに居られることが本当にしあわせです。
一方で、長期滞在許可の取得など、乗り越えなければならないハードルがまだあるので、今後も気を引き締めていこうと思っています。
今日は、これまでかかった初期費用をまとめてみます。
ビザ取得関連
2019年2月、ポルトガル移住のためにまず取り掛かったのが夫のビザ取得。リサーチを重ねた結果、個人での手続きも不可能ではありませんが、時間の短縮と確実な取得のために、在ポルトガルの移民サービス会社を利用することにしました。
依頼したのは基本的に二つのサービス。NIF (Número de Identificação Fiscal) = 納税者番号の取得とビザ申請です(ともに夫分のみ)。
NIF取得に必要だったのは、
- パスポートのコピー
- 住所がわかるもの(アメリカでの公共料金の請求書を提出)
- 弁護士宛の委任状にサインしたもの
これらをEメールで提出すると、2〜3日でNIF番号が送られてきました。残高証明が必要と書いてあるサイトもありますが、私たちは要求されなかったです。
さらに、ビザ申請の準備と取得までの手続きも依頼。こちらに必要なものは、申請書、収入証明、銀行口座、健康保険など。ちなみに、銀行口座開設と健康保険の加入も、銀行の人とEメールのやりとりで可能です。
ビザ申請サービス費用は、最初に半分、取得してから残りを請求されました。
以上、ビザ取得までの費用:約1,100ユーロ(日本円で約13万円)、健康保険料(歯科保健込み)1年分:約820ユーロ(約10万円)、銀行口座の利用料:月2ユーロ弱がかかっています。
渡航費&生活費
私たちは、マイルを使ってフライトを予約したので、渡航自体にかかった費用は税金11ドル*+空港でのコーヒー代などです。
リスボンに来てから最初の1週間の生活費(二人分)の内訳は以下になります。
- 宿泊費(Airbnb):約453ドル(1泊65ドル)*
- 食費・外食費:約167ユーロ(1日20ユーロ)
- 交通費:62ユーロ
- その他:284ユーロ
合計 1,016ユーロ(日本円で約12万2,000円)
*アメリカで決済のためドル払い
交通費は、空港からエアビーまでのタクシー代が20ユーロ、残りのほとんどはメトロカード代です。
その他の内訳は、携帯のSIMが20ユーロ弱で、残りは夫の仕事に必要なモニターなど。
アパートの初回支払い
一番大きな出費がアパートの契約費用です。通常、ポルトガル在住の保証人がいても、契約時に家賃の4か月分をまとめて払うようです。
保証人のいない私たちは、5か月分を要求されました。内訳は、最初の2か月分と退去を申し出てから最後の2か月分を先払い、さらにセキュリティーディポジット1か月分になります。ディポジットは、退去時に修理・修繕の必要がなければ全額返金されます。
捨て金ではないにしろ、一度に数千ユーロの出費は大きいです。
滞在許可申請関連
リスボンに来てからも、引き続き移民サービスのお世話になっています。
追加で依頼したのが、私のNIF取得(350ユーロ)と、夫の滞在許可申請(250ユーロ)。滞在許可が下りたら、さらに250ユーロ支払うことになっています。
それが済んだら、今度は私の滞在許可申請。こちらも500ユーロ程度か、二人目なので少しディスカウントしてもらえるかもしれません。
滞在許可の申請には、SEF(Serviçode Estrangeiros e Fronteiras)という移民局のようなオフィスでの手続きが必要になります。
リスボンのSEFは、年内はもう予約がいっぱいとのことで、いち早く手続きできることを優先すると地方に遠出しなければならない可能性大なので、そのための旅費も予想されます。
さらに私の健康保険料は、多少の割引が適応されますが、月65ユーロ程度、年間800ユーロ程度になります。
家賃や食費、健康保険料などはカリフォルニアにくらべてかなり安いものの、ステイタスが安定するまでは、臨時の出費があれこれ続きそうです。
トータルで・・・
移民サービスの有無、家賃がいくらかで大きく異なりますが、初期費用としては100〜200万円ほどはあった方が良さそうです。