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【アメリカ】これまで体験した衝撃取材ベスト3

山火事と消防士たち

こんにちは!

 

毎日、ブログを書くのは本当に大変ですね。

 

私は自分の経験や心情を書くことで、ほかの情報と差別化を図りたいと思っているのですが、自分の人生を振りかえったり、こころの中を分析したりする作業は、ときにしんどいです・・・。

 

調子のいいときは、すらすら湧いてくるんですけどね・・・。

 

 

人生を振りかえって貴重な体験だったと思うこと 

 

自分の人生を振りかえると、メディアの仕事をしていたことで、ほかの職業ではできなかったであろう様々な経験をさせてもらいました。

 

たよりない私を信じて、仕事をふってくれた編集長やエディター、臨場感あふれる写真を撮ってくれたフォトグラファー、かっこいい記事に仕上げてくれたデザイナーなど、一緒に働いていた方々には今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

 

取材で訪れた場所や出会った人々は数知れませんが、その中でも印象に残っているアメリカならではの取材先をご紹介します。

 

 

1.アメリカ最大級の少年院

 

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もう10年以上前になりますが、ロサンゼルス郊外にある当時アメリカ最大の少年院を訪ねました。

 

ロサンゼルスは再開発が進み安全になってきてはいるものの、いくつかのギャングチームが抗争を繰り返し、少年犯罪率が全米の中でも極めて高いのです。

 

私が出会った少年少女は年相応の普通の若者となんら変わらない様子・・・。

 

それでも、ドアのないガラス張りのトイレやシャワー、看守用ブース付きのベッドルームがあり、そこが少年院だということを物語っていました。

 

感銘を受けたのは、「ファイヤープログラム」。少年たちが消火訓練を受け、実際、山火事の現場で消火活動に当たっているんです。

 

訓練の様子も見学しましたが、統制の取れた立ち振る舞いは消防士そのもの。火事の現場で支給されるステーキやハンバーガーをお腹いっぱい食べるのが楽しみだそう。

 

また、ロサンゼルスの少年院での実話を元にした映画がこちら(↓)

 

あまりヒットはしませんでしたが、少年院のフットボールチームが恵まれない環境で練習に励み、地区チャンピオンになるまでの物語。

 

本番の試合で初めて実物大のフィールドに立ったというから驚きです!

 

悲しいことに、更生して社会に復帰しても60%の若者がまた院に戻ってくるそう。本人たちの意思というより、ギャングの親はギャングだったり、その環境に問題があるとのことでした。

 

今、彼らはどうしているのかな・・・。

 

 

2.サンタモニカビーチで十字架を立てる人々

  

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毎週日曜日、2003年に始まったイラク戦争で亡くなったアメリカ兵の数だけ十字架を立てる人々がいます。

 

彼らは自らも傷ついて戦場から帰還した退役軍人。

 

「私たちは反戦運動をしているわけじゃない。尊い命が失われていることを忘れないで欲しいだけなんだ」。

 

日の出から開始しても、すべての十字架を立て終える頃には太陽が傾き始め、ほどなく撤収しなくてはなりません。

 

まだあどけない軍人さんの遺影が飾れている十字架もありました。

 

それほど離れていない場所では、楽しそうな観光客や水着姿ではしゃぐ若者たち・・・。

 

とてもやるせない気持ちになる光景でした。

 

 

3.街のど真ん中にゴミ埋立地

 

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ゴミ処理場を見学に行ったこともあります。

 

アメリカでは、ゴミは燃やさずそのまま埋め立てることがほとんど。

 

分別回収の習慣も日本ほど厳しくはなく、いろんなゴミがごちゃまぜで運ばれてくるため、施設内で人が目で確認し、手でペットボトルやビンなどを仕分けしていたのが衝撃的でした。

 

その後、埋立地にも連れて行ってもらいました。ロサンゼルスカウンティーにあり、敷地は広大ですが、周りは住宅地に囲まれています。

 

ゴミ回収車が次々と積荷を下ろしていきます。私はその場で車を降りて担当者の話を聞いていましたが、もちろんすごい悪臭でした。

 

 

番外編

 

上記3つは、かなり衝撃を受け、複雑な気持ちになりましたが、単純に楽しかった取材もありました。

 

1)日産エクステラ オフロード試乗会

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日産のイベントで、岩場や川をオフロード仕様の車で走りました。

 

唯々楽しかったです!

 

 

2)ドアなしヘリコプターで周遊

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当時人気だったヘリコプターのパイロット訓練学校の記事広告のための体験取材でした。

 

フォトグラファーが撮影しやすいようにと、助手席側のドアを外した状態で、 LA上空を周遊・・・。怖すぎて、思わずパイロットの腕をずっと掴んでいた私です・・・💦

 

 

3)本物の探偵に遭遇

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記事に顔は出さないという約束で、プライベート・インベスティゲーター(PI)の話を聞くことができました。

 

アメリカのPIは、司法試験並みに難しいテストとFBIの厳しい身元調査をパスしなくてはなれないとのこと。

 

危機管理から資産調査、犯罪調査まで踏み込め、警察など各種機関の協力もあおげるので、いろんな依頼を引き受けられると言っていました。

 

取材から数週間後、とあるホテルのエレベーターで、取材させてもらったPIに遭遇!ホテル従業員の服を着ていました!!!

 

思わず声を掛けそうになりましたが、「お仕事中」だと察して、ドキドキしながら知らん顔をしたものです。 

 

以上、印象に残る取材でした。